はじめての海外文学

頭がふっとぶほどおもしろい海外文学のお話や、イベント、本屋さんのお話など本にまつわることを中心に書いていきます

2016-01-01から1年間の記事一覧

イベント『はじめての海外文学スペシャル』参加!

遅ればせながら、先日(ってもう半月たっちゃうのか、、、)青山ウィメンズプラザで開催された『はじめての海外文学スペシャル』というイベントに参加してきました。 techizen.cocolog-nifty.com ご存知ない方のために一応ご説明すると、現在全国の書店にて…

まもなく!!『はじめての海外文学フェアVol.2』全国の書店で開催!!12月11日にはイベントも!

はじめての海外文学フェアVol.2いよいよはじまります。イベントも決定!

『ハロルド・フライを待ちながら〜クウィーニー・ヘネシーの愛の歌』で知るハロルド・フライの本当の物語

bookclub.kodansha.co.jp 初心者おすすめ度★★★★★ ページを閉じた瞬間、流れ込んでくる感情が止まらなくて、 もう思うさま泣いてしまいました。 こんなに完璧なラストは信じられない。 そう思ってしまうほど、美しいお終いでした。 前作、『ハロルド・フライ…

『書店主フィクリーのものがたり』じんわり堪能する孤島の本屋さん

www.hayakawa-online.co.jp 初心者おすすめ度 ★★★★ 島暮らしって憧れます。 特にトーベ・ヤンソンの『島暮らしの記録』を読んだあとは、あの孤高の生活。すぐそこにある荒々しい海。人をよせつけない自然の厳しさの中に落ちている、しんじがたいほど美しい瞬…

『服従』人間の幸福とは……

www.kawade.co.jp初心者おすすめ度 ★★ とっつきにくい。独自の美学がある。恥ずかしがることを恥ずかしく思い強くでてみせてすぐ誤解される。さらに寂しがりやでもあるためにすぐすねる。つまりちょうぜつめんどくさい。でもつきあってみると情に厚い。とい…

本屋大賞2016!そして本屋大賞翻訳小説部門『紙の動物園』

本屋大賞2016、発表になりましたね(いつの話だよ)。 すみません、春が来たなぁうらうらとぼんやりしてたら一か月すぎてました。 “本屋大賞“ と言って思い出すのは、実は亡き父の記憶。 何を隠そうわたし“本屋大賞“ というものの存在を最初に父に教えてもら…

『10代のためのYAブックガイド150!』フェアに行ってきました。

小さなこどもがいると出かけるのもなかなかどうして、ままならないわけでして。 その子が腹の中でぐにょぐにょのたうちまわっていた昨年からおもしろそうなイベントやフェア、本屋さん訪問など涙をのんで見送ってきたわけです。 でも丸善丸の内本店さんで『1…

はじめての海外文学必読書!『翻訳百景』のすすめ

さっそくですが、本当はもう少し落ち着いてからにしようと思っていたブログリニューアルをどうしても今やらねば、そしてこれを紹介せねば!と思わせられた1冊をまずはご紹介したいと思います。 『翻訳百景』 越前敏弥 角川新書 初心者おすすめ度 ★★★★★ (っ…

ブログ、リニューアルいたします

『はじめての海外文学』 すみませんいきなり、タイトルからこれに変えさせていただきます。 もう最初からこうすればよかったんだけれども・・・。 ちょっとこのタイトルは大げさかなぁというのと、そういうものに限らず面白かった本はすべて紹介するというも…

チェルノブイリ原発事故より30年、いつになったらこの祈りは届くのか『チェルノブイリの祈りー未来の物語』

すっかりご無沙汰しております。 ちょっと子どもを産んでおりました。 産む前は、産後しばらくは書けないだろうけど、まぁ3ヶ月もすれば少しずつは復活できるかなぁ、、、なんて甘い考えでいたのですが、、、、うん無理。 今もまだまだ文章を書く余裕はほん…